出生前検査NIPT開始にあたり①
出生前検査NIPT開始にあたり①
2025年10月に日本医学会より、NIPTの連携施設(認証医療機関)として正式に認定されました。
検査開始に伴い、私達が大切に考えていることを書かせていただきたいと思います。
お読みいただけますと大変嬉しいです。
皆様へ
皆様は、出生前検査を選ぶ際、何を大切にお考えになるでしょうか。
お忙しい毎日をお過ごしの皆様にとって、便利は大切な要素かもしれません。ご出産には多くの費用がかかりますから、検査費用の安さを重視される方もいらっしゃるでしょう。その他、医師、クリニックの雰囲気、挙げればきりがないほどの要素を考え決めてくださると思います。
そして、クリニックにもそれぞれ大切にしていることがあります。
私達が何より大切にしているのは、高い専門性と質の高い丁寧で温かい診療です。
高い専門性について
1つ目は、高い専門性です。
当院副院長・高橋雅也医師は、産婦人科診療のエキスパート「産婦人科専門医」であることはもちろん、産科診療においてエキスパートであることを示す「周産期専門医」を持っており、多くの産科診療経験をもとに質の高い医療を心がけております。そして、私達はNIPTを基幹施設である順天堂大学と密に連携しながら行っています。
順天堂大学は、最先端の胎児診断と高度な産科医療を行っております。私達が心から信頼し尊敬する順天堂の先生方のバックアップのもとNIPTをお受けいただくことができるのは、大きな安心につながると思います。
また、次のコラムで詳しくお話しますが、NIPTの検査の際には初期精密超音波をおすすめしております。
実は、胎児超音波(エコー)は、NIPTのように施設認証が必要な検査ではないため、どの施設でも行うことができます。
その中で、高橋雅也医師は胎児医療の分野で世界的に信頼されている団体「英国FMF」の公式の認定を受けております。FMFの認定ライセンスは、初期の精密超音波検査や胎児診断において、高い技術と専門知識を持つ医師のみに与えられる資格です。このような専門性の高い診療を受けられるのは、当院の特徴の一つと言えます。
質の高い丁寧で温かい診療について
2つ目は、質の高い丁寧で温かい診療です。
これは、クリニックの雰囲気だけでなく、「ご妊娠中の皆様にとって一番安心していただける医療」という意味も込めています。
上記に記載したように、日本で有数の周産期医療の実績を誇る順天堂大学がNIPTの基幹施設でいてくださることは、NIPT認証施設ならではの安心できる点だと思います。
他に1例を挙げるとすると、NIPTの検査機関は数多くありますが(どの検査会社に委託するかは各クリニックで決めます)、妊婦さんと赤ちゃんにとって、大きな意味合いのあるとても大切な検査だと思うからこそ、私達が直接お話を聞いて一番信頼できる検査会社にお願いしております。
このように、私達は、NIPT認証施設として責任を持って検査を行えるよう、設備をひとつひとつ丁寧に整えています。
そのため、検査料金をとにかく安くして、数多くの方に行うといった考えではなく、私達が皆様としっかりと向き合い、丁寧な診療ができるような体制にしております。
NIPTに関する詳しい内容は、こちらのNIPT(新型出生前検査)のホームページをご覧ください。
最後に
ミュゼルで妊婦健診や出生前検査を受けて本当によかったと思っていただけるよう、心を尽くしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
続く、『出生前検査NIPT開始にあたり②』では、出生前検査に際して超音波検査がどうして必要なのかをお話させていただきます。