妊娠がわかったら 〜周産期専門医による妊婦健診のご案内〜
はじめまして。自由が丘ミュゼルレディースクリニック 副院長の高橋雅也と申します。
妊娠がわかると、嬉しさと同時に不安や戸惑いもあるかと思います。私自身、これまで数多くの妊婦さんの診療に携わってまいりましたが、自分たちの際は不安や迷いの連続でした。だからこそ、妊娠初期の気持ちに寄り添える診療を大切にしています。
私はこれまで、順天堂医院をはじめとする総合病院や産科専門施設にて、外来医長や産科責任者として経験を積んでまいりました。
産婦人科専門医・指導医に加え、周産期専門医、遺伝診療学会認定医、イギリスFMFによる胎児超音波の国際認定も取得しております。とくに、胎児ドックや出生前検査においては、専門的な知識をもとに、安心してご相談いただけるよう努めております。
妊娠中の不安が少しでも和らぎ、安心してこの大切な時間を過ごしていただけるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。
■ 妊娠の可能性がある方へ 〜受診の流れ〜
「妊娠しているかも?」と思ったとき、まずは妊娠反応の確認が必要です。市販の妊娠検査薬でのチェックも可能ですし、ご希望の場合は自費にはなりますがもちろん当院でもご確認いただけます。
ご妊娠のための治療をお受けになられていた場合は、紹介状をお持ちいただけますようお願いいたします。
ご来院いただきましたら、まずは超音波検査で、赤ちゃんや妊娠を示すサイン(赤ちゃんを包む袋=胎のうなど)が確認できるかを拝見します。 その後、最終月経日をもとに出産予定日を算出し、週数と超音波の所見が合っているかを確認いたします。
妊娠週数が浅い場合には、まだ赤ちゃんの姿が見えないこともあります。
初期の妊娠経過では、まず胎のう、つづいて赤ちゃんに栄養を届ける卵黄のう、その後に赤ちゃんの姿、さらに心拍の確認へと、週数とともに少しずつ見えるものが増えていきます。
その間は、必要に応じて1〜2週間ごとに経過をみながら、赤ちゃんの成長を見守ってまいります。
赤ちゃんの心拍が確認できたら、区役所にて母子手帳をお受け取りいただき、いよいよ妊婦健診が始まります。
■ 妊婦健診について
当院では、以下の医療機関と連携し、「セミオープンシステム」での妊婦健診を行っております。
分娩は連携施設で、妊婦健診は当院で受けていただくシステムです。詳しくはこちらをご覧ください。
【連携病院(50音順)】愛育病院 荏原病院 厚生中央病院 国立成育医療研究センター 済生会中央病院 昭和医科大学病院 順天堂医院 山王病院 東京医療センター 東京マザーズクリニック 日本赤十字社医療センター
もちろん、里帰り分娩をご希望の方も当院での妊婦健診が可能です。連携施設以外の分娩施設をご予定の方でも、分娩先の先生の許可があれば、当院での妊婦健診が可能です。
赤ちゃんの成長度合いによりますが、おおよそ妊娠12週頃になると、お腹から超音波を拝見します。ご希望があれば3D/4D超音波も可能です。
■ 出生前検査について
当院では、出生前検査にも力を入れております。
この分野は、深い知識と豊富な経験、そして高い技術が求められます。 安心して検査を受けていただけるよう、丁寧にご説明し、ご希望に寄り添ったご提案をいたします。詳しくはこちらをご覧ください。
皆さまの妊娠生活が穏やかで、健やかなものでありますように。
スタッフ一同、あたたかく丁寧な診療を心がけております。どうぞ安心してご相談ください。
お会いできる日を、心より楽しみにしております。
副院長 高橋 雅也